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-kissX5 * SIGMA18-200mm * F5.6-
 あの日、あの時。今の職場は運良く難を逃れて本震、余震による被害だけで済んだが建物へのダメージは軽くない。
「近隣住民のためにも立て直したほうがいい」と思っているが口には出せない、やんごとなき理由があるのだ。
財政難、人材改革… ここ数年、成功してるとは言いがたいが、いずれ県内有数の悪評を挽回するくらいにはなると信じている。

観光地としてよく知られるこの街。全国津々浦々どこにでもあるような華やかな観光ストリートは年中ひっきりなしに観光客で賑わっている。自然の防波堤に守られたこの土地は運が良かったと言う他ないほど変わらない姿を見せてくれている。
僕はこの街が好きだ。夏は潮風で弛れるような暑さになり、冬は凍てつく海風が吹き妙に雪が積もるこの海が好きだ。勿論人も。
山々が赤く色付く秋、淡い色の桜が咲き誇る春が待ち遠しい。
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- kissF * SIGMA18-200mm * F7.1 -
 街の全貌を拝める場所にいた。普段閑散としている公園は相変わらず人気がなく、風の音だけが響いていた。
初春の陽光を浴びながらぐるりと街を見渡す。幸いなことに海岸沿いとは程遠いのでさほど変化はないように見える。
それは想像していた通りで、目的は違っていた。僕等は街のシンボルであるロケットが地対地ミサイルの如く傾いていないか心配になったのだ。向かう最中、遠目に見えるロケットは変わらず立っていたが―見上げる近さでも等しくそこにあった。
杞憂。一呼吸。ふいに視線を感じ振り返る。首輪をしておらず、また飼い主も見えない。そんな彼との一瞬の邂逅。
別種のいきものながら、もし同じ理由でこの場所に来たのなら。そんな戯言を考えつつ僕は変わらずシャッターを切った。

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- kissF * SIGMA18-200mm * F5.6 -
 あの日、あの時。僕等は暇を持て余して街の散策に出た。20年来の友人を隣に言い知れぬ安定感を抱きながら、
直視に耐え難い地元の惨状を写し、電気が復旧する来る日に向けた。そんな小さな楽しみが無ければやっていけない。
夜になればどうしようもない不安と戦わなければいけないのだから。

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- kissF * SIGMA18-200mm * F5.6 -

 3ヶ月程度じゃ街の姿はあんまり変わらないけど、人の気持ちは多少なりとも戻ってきたかな。という願望。
あの地震の恐怖ですら脳裏に焼き付いて消えないのだから。街にも人にもまだまだ歳月が必要だろう。

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- kissF * SIGMA18-200mm * F5 -

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- kissF * SIGMA18-200mm * F3.5 -

 俺は生きてます。そしてカメラを持ちました。


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